英語で検索オンライン手話辞典 令和5年度「キリン・福祉のちから開拓事業」

-英語で検索できるオンライン手話辞典-
令和5年度「キリン・福祉のちから開拓事業」助成金採択

このプロジェクトは「聴覚障がいがある在日外国人を救いたい!」、「日本の手話を世界中に住む方々に知ってほしい!」、「2025年の東京デフリンピックに貢献したい!」という想いから発足しました。またこのプロジェクトは「令和5年度キリン・福祉のちから開拓事業」事業として、公益財団法人キリン福祉財団より助成を受けています。

事業目的
 日本の手話を国際手話で紹介する動画を制作し、タイトルと字幕を英語で作成することによって、聴覚障がいがある在日外国人や、海外に住む日本の手話に興味をもつ方々への教育サービスを提供することを目的とする。

企画概要と社会的意義
 在日外国人が着実に増え続ける日本では、手話を第一言語とする外国人聴覚障がい者の数も上昇傾向にある。英語が普及しづらい島国であることから、国際手話と呼ばれる世界共通の手話も普及していないことが現実である。外国人というだけで苦労することが多くあり、さらに聴覚障がい者となるとより一層コミュニケーションが難しく、情報格差の不公平さも出てしまう。この課題を乗り越えるために日本手話を学びたいと切望する在日外国人聴覚障がい者が多々存在する。しかし国際的な共通語である「英語」で調べることのできる日本手話の辞書は2022年10月時点で存在しない。私たちデフシルではこの課題の改善に貢献するために、英語で調べることのできるオンライン日本手話辞典の制作を実施したい。日本語の語彙数は非常に多くあること、日本の地域間でも手話に差があることから、手話に精通した方々を全国規模で募りこのプロジェクトに取り組む。日本手話を必要とする/興味がある外国人が気軽に日本手話を学ぶ媒体を作ることで、日本が彼らにとってより訪問しやすい・住みやすい国になることを目指す。なお、2025年には聴覚障がい者のオリンピックであるデフリンピックが日本で開催される。一時的に日本へ在住する外国人にとっても有益なサービスを届けたい。