“聴こえ”を理由にして諦めない

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“聴こえ”を理由にして諦めない

私はネパールのネパールガンジ出身のビニータ DC。私には両親がいない。叔母、叔父、兄弟と一緒に暮らしている。14歳のときに耳の手術を受けたが失敗し聴力を失った。

私の家族は貧しいけれど、いつも心から私を愛し、支えてくれた。そのおかげもあって私は現在、大学生としてバグルンの「ダウラギリろう学校」でコンピュータエンジニアを専攻している。大学を卒業後、エンジニアとして良いキャリアを積んでいきたい。機会があれば、難聴や障がいの分野でも活動していきたい。

聴力を失ったとき、友達とうまくコミュニケーションを取ることができなかった。トラブルも多く、自信を持って話すことができなくなっていった。でも今は耳が聞こえなくても、”聴こえ”に関わらず、将来エンジニアとして沢山の方々と手を携えて働いていきたい。その目標の為に、今は必死に大学で学んでいる。これまでの学びを通して、自信を持って自分の言いたいことを発信し、一歩ずつ前に進んでいくことを決めた。

実は当初大学でコンピューターエンジニアを勉強できるとは思っていなかった。けれど、大学のクラスには教師と通訳の2人常におり、”聴こえ”の壁を感じることは無かった。他の先生や友達の助けが私の背中を押してくれたのも事実である。

私はこういった周囲の手助けを通してたくさんのことを学ぶことができた。実際、成功は人々が一度に成し遂げられるものではない。何度も何度も試みることによってのみ達成することができる。あなたの弱みが何であれ、あなたは自分が何であり、どのようであるかを理解し、一歩ずつ前進していって欲しい。私は最初、自分の弱みが多すぎて何もできないと思っていた。けれど親や先生からの励まし、インスピレーション、勇気をもらい、「耳が聞こえなくても何でもできる」と信じることができるようになった。

大学には私のような仲間がたくさんいる。彼ら彼女らも常に目標に向かって突き進んでいる。この私のストーリーを通して、読者の皆に、障がいが何であれ、私たちは決意を固め、自信を持って前進していくことの重要性を伝えたい。いつかきっと成功に繋がると信じていこう。

“聴こえ”が理由で何かを諦めないでほしい。自分の能力を信じてほしい。あなたの可能性を過小評価しないでほしい。そして常に目標に向かって突き進んでいって欲しい。これが私からのメッセージ。

日本手話/日本語字幕付

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