キシャン🇳🇵
趣味・特技:旅行、トレッキング、水泳、言語学習
ナマステ、ネパールメンバーのキシャン・ラナ・マガールです。私はコンピューターエンジニアを育成するろう大学で講師、手話通訳士として働いています。この大学はCTEVT(ネパール政府の組織)の全面的な支援の下で運営されています。
私がこの仕事を始める前まで、普段の生活の中で聴覚障がいのことや、ろう者や難聴者について知る機会は全くありませんでした。仕事を始めた後、コンピューターエンジニアを目指す彼ら彼女らと出会い、夢に向かって直向きに努力する姿に感化され、手話を学びはじめ、彼らとも良い関係づくりができるようになりました。
ネパールのろうコミュニティは、未だに多くの困難を抱えています。聴覚障がいの子ども達は、適切な教育や栄養価の高い食べ物を得ることすらままなりません。さらに、ネパールのほとんどの農村地域では、多くの聴覚障がい児や人々が依然として虐待を受け、不当な扱いをされています。しかし、私の過去3年間のろう学校勤務経験で気づいたことは、教育、訓練、雇用のような十分かつ確かな機会が与えられれば、ろう者や難聴者も社会で活躍できる人材になれるということです。彼ら彼女らも、普通の人と同じように物事を学び、行うことができます。「不可能なことは何もない」という格言があるように、彼らの懸命な努力や仕事への姿勢にはいつも驚かされ、私自身が元気や勇気をもらっています。
ろう者や難聴者と一緒に仕事をしたり、一緒にいたりすることができることが幸せで、誇りに思っています 。そしてこれからも、私は彼ら彼女らのために全力で活動していきます。